「日本に留学したい」娘からの突然の打診

日本留学

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幼稚園から通っていた日本語教室を小2の途中でやめた娘。その時は、将来「日本に留学したい」と言ってくるなんて夢にも思っていませんでしたが、いったん拒否した日本語の勉強を数年後には自ら再開し、気持ちはどんどん日本へ向かっていきました。

コロナ禍でアニメにはまる

パソコン

2020年、ドイツにおけるコロナ禍のロックダウンは3ヶ月続きました。3ヶ月間、外に出られない生活。どこの国のどこの子供もそうだったと思いますが、我が子たちもインターネットを見て過ごす時間が急激に増えました。

小さいころから日本のテレビはずっと見てきましたが、このロックダウン中に娘は初めてポケモンにはまります。もっと小さい頃から、「ポケモン見てみたら?」とおすすめしたりしていましたが(ポケモン好きになると、カタカナを覚える!と聞いていたので^^)見向きもしなかった娘。

それが、学校にも行けず友達にも会えず、ヒマで仕方なかったロックダウン中に、私が何となくポケモンをつけて見せてみると……思いがけずハマりました。

日本のAmazonプライムビデオにポケモンがシリーズごとに入っていて、相当な数のエピソードを見ることができました。Amazonプライムのおかげでロックダウンを乗り切ったと言っても過言ではありません!

ポケモンを見まくって相当詳しくなった後、徐々にポケモン以外のアニメも見始めるようになっていき、気づけばコアなアニメファンになっていました。

ありとあらゆるアニメをAmazonプライムで見ています。

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私はアニメを全く見ないので、見守ることしかできませんが(笑)、何でも夢中になれることがあるのは良いことだなと思っています。アニメを通して日本がさらに好きになり、日本語の勉強もしようと思ってくれるのならそれに越したことはないので、アニメ(または他の日本の番組)を見ることに関しては常に協力的でいるよう心がけています。

日本への想いが募る

東京

アニメをきっかけに日本全体への興味が増していった娘。コロナで日本へ飛ぶことができない状況が続く中、YouTubeで日本に関する様々な動画も見るようになっていきました。日本に行くことができない状況で、日本への想いだけが募っていく、そんな感じでした。国外に出られなかった3年間、娘が何度「日本に行きたい」と口にしたことか。

そして2022年夏。「日本大好き!」となった状態で3年ぶりに日本を訪れた娘の感激ぶりは、相当なものでした。3年日本に行けないうちに14歳になっていた娘。この多感な時期に、たくさんの刺激を受け、たくさんのことに気づき、たくさんのことを考えたようです。

「日本留学」を切り出してきた娘

そしてまたドイツに戻り、いつもの日常生活を送っていた中である日突然、

日本に留学したいなぁ

と言ってきました。

私はそんなこと考えたこともなかったので、「え?」という感じで。「そんな選択肢もあるの??でも実際問題どうやってするの?非現実的な話だよねぇ」という受け止め方をしたと思います。

全くイメージが湧かなかったんです。

否定もせず肯定もせず、「え~?? 日本に留学~??」と、その時の会話は軽く終わりました。

でもその後も、少し間をおいては「日本に留学したい」と言ってくる娘。どういう形式の留学のことを言っているのか私には具体的なことは分からないので、あまり真剣に受け止めていなかったのですが……。

世界地図

ある日娘に、留学に関する学校からのお手紙を渡されました。それは、10年生(日本の高1)の間に最長1年間休学をして外国に留学することができる制度についてのお手紙でした。

そんな制度があったんですか?? 知らなかったよ。できればもう少し早く知りたかったなぁ……😓 9年生になってからそんなお知らせをもらっても、いろいろ急すぎて焦りますって💦

娘には、日本語はできるだけ習得してほしいとは思ってきましたが、具体的に長期で日本に行くとか、ましてやこんな早い時期に日本留学するとか、本当に全く考えたこともなかったんです。あんなに日本語教室に行くのを拒否していた娘が、日本留学を希望するなんて、夢にも思っていなかったことでした。

でも徐々に、娘が留学のことを本気で考えていると分かり、その動機や目的について、まずはじっくり話を聞いていくことにしました。

この記事を書いた人
るび

日本から留学でドイツに来て、ドイツ人の夫と結婚して、2人の子供を育てて……あっという間に20数年が経ちました。

子育てはまだもう少し続きますが(終わってほしくない!涙)、子育てが終わってしまう前に、過去のことを振り返りつつ、現在進行形で海外育児について書き留めていきたいと思います。

子供にできるだけ日本語を習得してほしいと思って子育てをしてきましたが、子供そして私自身の負担になりすぎない程度に、ゆる~くやっています。

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