最初の言葉は日本語!
日本人とドイツ人のハーフとして生まれた娘が言葉を発し始めたのは、1歳3~4ヵ月ごろだったと記憶しています。初めて覚えた言葉は「パン」でした。これはきっと大のパン好きの私の影響でしょう(笑)。
我が家には4歳離れた息子もいますが、2人目の記憶ってどうしてこんなにもないのでしょう?😂 話し始めた時期(娘よりは遅かった)、最初の言葉ともに覚えていません😅 ごめんよ~息子!
初めは2ヶ国語の境がない
- 「日本語担当」という使命感を持って娘とコミュニケーションを取る私
- 日本語はできないのでドイツ語のみで娘に話しかける夫
- 夫婦の会話は100%ドイツ語
このような環境で育った娘は、ごく自然に日本語ドイツ語両方の言葉をランダムに覚えていきました。
この段階では日本語とドイツ語という2つの言語があるという認識はまだなく、耳で聞いたものをそのまま単純に1種類の言語として習得していっている感じです。
とにかく日本語ドイツ語ごちゃまぜ。ちょうど半々くらいの割合でそれぞれの言葉を発していました。でも理解するのは両方できたりもしたので、もしかしたら本人の中では二つの言語の区別というものがすでにうっすらとあったのかもしれないなとも思います。はたから見た感じではまだ分かりませんでしたが。
例えば娘が最初に覚えた「パン」という日本語の言葉の意味は、夫がドイツ語で「Brot(ブロート)」と言っても理解できていました。でも娘本人が使うのはこの単語の場合、日本語の「パン」という具合。
一語のみを発する段階では、その単語によって日本語だったりドイツ語だったり、という感じでしたが、フレーズを話す段階になると、ごちゃまぜ感がより強くなっていきます。
例えば、私の靴を指さして
「Das ist ママ、はく」とか言っていました😂。(Das istは、英語で言うThis isという意味です。)
本当にごちゃまぜ。これが常に2ヶ国語を聞いて育つ子供の、自然な言語習得の過程なのでしょうね~。これがだんだん2つの言語を区別できるようになっていくのだから、人間ってすごいですよね。
さて、娘は言葉を覚え始めたころにはもう歩けたので、毎日近所の公園に行く生活をしていました。いわゆる公園デビューをしたわけですが、そこでまた、ドイツ語と日本語について考えさせられることとなります。