ホームステイ先はこの斡旋会社で見つけました【日本留学】

日本留学

留学を希望する学校から、留学受け入れに関して前向きなお返事をいただいた後、次の課題「ホームステイ先を見つける」長い道のりがスタートしました。

居住先に関して学校から求められたこと

コルクボード

留学許可を出すために必ずクリアしなければならない事項として、学校から「居住先の確保」というのを言われていました。そして「居住先の確保」だけではなく、居住先の家庭の方には「学校との連絡窓口になってもらうこと」も外せない条件、とされていました。

中学生を受け入れてくれるホストファミリーを探すだけでも大変なのに、連絡窓口まで引き受けてくれるお家が見つかるかしら……無理な気がする……と、私はちょっと弱気になっていました。

でも後に実際に留学が始まると、「これで正解だったんだ! 居住地を確保するだけでは不十分。中学生が留学する上で、ファミリーに連絡窓口になってもらうことは外せない条件だ」と痛感しました。

例えば欠席連絡一つとっても、実際に娘が滞在している家庭に連絡をお願いすることが不可欠になってくるわけです。日々の学校生活の中では、子供がお手紙をもらってきて、それに代理人としてステイ先の方にサインしてもらい提出する、ということもあります。「連絡窓口」、必要ですね!

ネット検索で見つけた会社に問い合わせるも……

学校探しと同じく、ホストファミリー探しについても情報が全くなかったので、ネットで「ホームステイ」と検索をすることから始めました。日本でホストファミリーを斡旋している会社というのはそれほど多くない印象でしたが、それでも検索でヒットしたものを一通り見ていきました。

その中で良さそうだなと思ったところに目星をつけ、サイトを熟読した上で問い合わせ。返事は来たのですが、事前に料金についての明確な情報を得ることができず、他にも引っ掛かるところがあったので、そこは見送ることにしました。

知り合いに片っ端から聞いていく

そこで今度は知り合いを通じて探してみることにしました。私のドイツの友人、日本の学生時代の友人、とにかく相談できそうな人には片っ端から聞いていったのですが、難しい!

「中学生を4か月間受け入れてくれるファミリー」を見つけるのって、至難の業です。「大学生を1か月受け入れる」のとは訳が違うのですよね。

中学生はまだ子供なので、お世話をしてもらわないといけない。それに1か月くらいならスペース的にちょっと無理をすることができても、4か月ともなると、無理なく個室を提供できる環境でないと厳しいわけです。

そんな中でもありがたいことに、受け入れを前向きに検討してくれるお家が何件かありました。でも話を詰めていくと、学校から遠すぎるエリアだったり、スペース的に厳しかったり、共働きのご家庭のため娘は実質常に一人で過ごすことになる……など、なかなか最終決定にまでは至りませんでした。

「受け入れたい、力になってあげたい」と思ってくださる方々(私の知人の知人など、面識がない人がほとんどでした)がいたことは、とっても嬉しかったです。

やっと見つけた! 信頼できそうな斡旋会社

その後またネットで斡旋会社を改めて探していく中で、「Homii」というところを見つけました。

この会社を立ち上げた方の想いやそれまでの経験なども書かれていて、誠実な印象を受けたのと、サッカーの本田圭佑氏が出資しているとのことで何となく安心感があり、ここに依頼しよう!と決めました。学校との手続きの期限が迫ってきていたので、決めるしかなかったというのもあります。

このHomiiでは、ホストファミリーとして登録している人の情報がネット上に公開されています。居住地のエリア、家族構成、1か月の謝礼金額、食事を提供しているかどうか、部屋の設備などの基本情報の他、そのファミリーの興味や関心などについても紹介されているので、自分と合いそうな家庭かどうか予め見ることができます。また家族写真や部屋の写真も載っているので、雰囲気がよく分かって安心感がありました。

娘にとって一番大事なことは、「子供がいる家」でした。

子供がいて、朝晩(週末は昼も)食事提供してくれて、家族のように一緒に過ごしてくれて、留学先の学校に通える範囲で……となると、全て合うところは皆無。

それでも何とか、小さなお子さんがいる、とっても雰囲気の良さそうなファミリーを見つけました。学校からはかなり遠い場所でしたが、何かは妥協しなければいけないので、とにかくまず連絡を取ってみることに。

Homiiでの登録~契約書にサインするまで

それにはHomiiのサイトでまず登録をする必要があります。こちらの情報(娘の紹介、写真、ホームステイするにあたっての要望など)を記入し、本人確認書類として私のパスポートのコピーを送ると、登録完了のお知らせがきました。申請から登録完了まで、とても早くてありがたかったです。

ホストファミリー候補の方からも翌日にはお返事をいただけました。とても歓迎してくださり、「これはうまくいきそうだ!良さそうなファミリーに出会えたかも!」と娘と一緒に喜びながら、とってもワクワクしました。

ビデオ通話

早速ビデオ通話で「はじめまして」のご挨拶をし、大まかなことをいろいろと話した後、「契約に向けて話を進めていきましょう!」ということになりました。難しいかなと思っていた「学校との連絡窓口」になっていただく件も、快くOKしてくださりました。

その後、食事のことや費用のこと、必要なもの、通学路のことなどなど細かい点を確認し合い、お互い不明点がなくなったところで正式に契約書にサイン。初月の代金をHomiiの口座に振り込み、全て完了です。

ホームステイ斡旋会社
メリット
  • 第3者が間に入り、きちんとした契約を交わせる
  • 万が一トラブルが発生したとき対応してくれる
  • ホストファミリーへの謝礼金を会社を通して支払うことができる(ファミリーと直接金銭のやり取りをしなくてよい)
デメリット
  • 手数料がかかる
  • 会社が斡旋する、言ってみれば見ず知らずの家庭に子供を預けることになる
知人などを通じて見つける
メリット
  • 知り合い(またはその知り合い)なので、安心感がある
  • 費用を最低限に抑えられる(手数料がかからない)
デメリット
  • トラブルになった時、自分で対処しなければならない。場合によっては大きなトラブルになることも

こうやって整理すると、「留学エージェントを利用するか、個人手配にするか」の時と比較のポイントが似ていますね。

ホームステイ先探しで妥協したこと

ドア

根気よく探し続けた甲斐あって、とても良さそうなファミリーとめでたくホームステイの契約を交わすことができましたが、一つだけ妥協点はありました。

それは「通学にかなりの時間がかかる」ということでした。

娘はまだ子供ですしドイツでのんびり育っているので、東京の満員電車やバスを乗り継いで長時間通学というのは、初めは「無茶かな」と思っていました。

それでも子供がいて、波長が合いそうな温かいファミリー、そして連絡窓口も快く引き受けてくれる……ここまでこちらの要望に合うステイ先は他になかなかないだろう、とも思いました。

そして何よりも娘が、ビデオ通話で顔合わせをした後「このファミリーのところに行きたい!」、「通学は大丈夫!何とかなる!」と言い切るので、通学については妥協することにしました。

何を優先して何を妥協するかは、その子のタイプや家庭の考え方によって変わってくると思います。

現在、ホームステイを始めてまもなく3か月が経とうとしていますが、ホストファミリーのみなさんにはとても良くしてもらって、安心してお任せできています。子供ちゃんたちととっても仲良くなって、よく遊んであげているみたいです✨

さあ、ここまで来たら、学校との正式な手続き完了まであと一歩です!

この記事を書いた人
るび

日本から留学でドイツに来て、ドイツ人の夫と結婚して、2人の子供を育てて……あっという間に20数年が経ちました。

子育てはまだもう少し続きますが(終わってほしくない!涙)、子育てが終わってしまう前に、過去のことを振り返りつつ、現在進行形で海外育児について書き留めていきたいと思います。

子供にできるだけ日本語を習得してほしいと思って子育てをしてきましたが、子供そして私自身の負担になりすぎない程度に、ゆる~くやっています。

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