「東京の中高一貫校の中3クラスに、2学期の約4か月間留学したい」という方向性が決まり、全て個人手配で留学を実現すべく動き出していきました。まずは学校選びです!
行きたい学校が見つかった!
各学校のホームページをじっくり見ていく中で、娘も私も「この学校、すごく良さそう! ここに行けたらいいね!」というところが見つかりました。
この時点で、「どうにかして個人手配での留学を実現させなければ!」と、方向性が固まった感じでした。行きたい学校が見つかってしまったので、もうエージェントという選択肢はなくなったということです。
「とにかくできるところまで自分の力で進めていこう!」と、迷いはなくなりました。
学校への問い合わせ「このやり方でいいのか?!」
目標が定まったので、早速学校に問い合わせをします。
この「初めの問い合わせ」を出すのが、私にとっては本当に大変でエネルギーのいることでした。その学校からしたら、何の関わりもない親子がドイツから超個人的に、「留学の受け入れをしてもらえませんか?」と突然尋ねてくるのです。
自分がしようとしていることは正しいやり方なのか??と不安になり、正直どうしていいか分からない状態でした。でも娘はこの学校に留学することを強く希望している。唐突に問い合わせをする以外に方法が思いつかなかったので、時間をかけて問い合わせの文章を練りに練り、思いきってメールを送信しました。
メールにはどういう経緯で娘が日本留学を希望するに至ったか、どうしてその学校に行きたいと思うのかなど、丁寧に文章を綴りました。まるで何かの書類選考にでも応募するかのような心情になりながらメールを書き、文章を何度もチェック。
「どうかうまくいきますように」と祈りながらメールを送信したのが、2月初旬のことでした。
娘はこのメールに私が何を書いたのか知りたがって、「全部読んで」と言ってきました(漢字が読めないので)。堅苦しい敬語のオンパレードのメールでしたが(笑)、読んであげると娘は最後までじっくりと聞いていました。
学校からの返事
数日後には返信のメールが来ました。
「今、学校運営の方でいろいろと立て込んでいるので、お返事に少しお時間をいただきたい」とのこと。すぐに断られなくてよかった!と、とりあえずほっとしながらも、受け入れてもらえるのかどうなのか、気が気でない状態で娘と共に返事を待つ日々を過ごしました。
そして最初の問い合わせメールを出してから10日後に、ついにお返事がきました! メールを開くときは、合格発表を見るかのようにドキドキしました。
メールの内容は、はっきりと「受け入れOK」というものではありませんでしたが、「好意的に検討してもらえている」と受け取れるものでした。
このような個人留学受け入れの前例がないので、まずは確認させてもらいたいことが複数ある、とのこと。確認事項を一つ一つクリアしていければ、受け入れてもらえると理解し、娘と希望を持ちながら学校とのやり取りを続けていくこととなりました。
この時の私と娘の目はとても輝いていたと思います!(笑)「留学が実現するかもしれない! こんな素敵な学校に受け入れてもらえるかもしれないなんて、夢みたい!」そんな感じです。
確認事項の最大の難関は、「居住先を確保する」ことでした。